パラスは火山噴火によって堆積した灰からできた、豊富な鉱物を含む石です。バリ島の至る所で見かけるこの軽量な石は、彫刻がしやすく、主に川岸で採掘されて建築材料として利用されています。その色合いはベージュからグレー、さらには黒まで様々です。
パラスは寺院や宮殿、住宅の建築、さらには装飾的な壁や彫像に使われることが多く、しばしば美しい彫刻で飾られています。
また、パラスはバリの農業にも重要な役割を果たしています。他の火山岩と同様に豊富なミネラルを含み、灌漑用水路を通じて水田に運ばれることで、作物にリン酸塩やカリウム肥料を供給しています。まさに、パラスはバリの土地の秘密の成分といえるでしょう。